仲宗根豊見親の墓

(なかそね とぅゆみゃのはか)

遺跡のような巨大な墓

15世紀末から16世紀初めの宮古第一の首領であり、朝貢開始を機に琉球豪族となった仲宗根一族の墓。巨大な石造りの墓で、近くにあるアントマ(後妻)の墓などと合わせて国の重要有形文化財に指定されています。

16世紀初頭に建造した墓

「豊見親(とぅゆみゃ)」は、首長を敬称した言葉で、仲宗根一族は宮古島の平良を拠点に15世紀~16世紀初頭に勢力を誇った一族です。

仲宗根豊見親の墓は16世紀初頭に仲宗根豊見親が父の真誉之子豊見親ために建造した墓だと考えられています。

巨大な墓の構造

宮古一巨大な墓で、前面は13段の階段状、上に7個の立石が並んでいます。階段を降りると現在でも水を張ってある、井戸まで造られました。

宮古独自のミャーカ式から横穴式に移る中間の様式で、宮古島の墓様式の変遷や石工技術を知る上で貴重な史跡でもあります。

Information

住所
沖縄県宮古島市平良西仲宗根真玉3-4
駐車場
なし
営業時間
出入り自由
料金
無料