約1kmの入江に宮古諸島内で最大規模のマングローブ群落を形成していて、木橋や石橋が架けられた水辺の遊歩道を歩きながら、自然観察することができます。
遊歩道は入口から最終地点まで片道およそ10~15分ほどあり、宮古に分布するすべてのマングローブや、亜熱帯地方の特殊な生態系を見られます。
潮が引いた干潟には、たくさんの種類のカニが生息し、水辺にはサギやアジサシなどの野鳥も数多く飛び交っています。
干潮に近い時間では、泥土からタコの足のようにいくつもの根が地上に生えているマングローブが見られ、満潮時は、水の中から伸びるマングローブを見ることができます。
マングローブとは、熱帯、亜熱帯地方の海岸や河口の海水と淡水が入り混ざった汽水域の泥土に生育する常緑低木・高木の一群です。
マングローブ林は「海の森」とも呼ばれ、特殊な生態系を持っています。日本では南西諸島に数種が分布し、鹿児島県喜入が北限とされています。