地下にできた洞穴で、22メートル程の深さがあり、洞底に階段で降りることができます。
知名度は高くありませんが、知る人ぞ知るパワースポットであり、地上の木々の隙間から差す光が洞口から入り、神秘的な光景が見られます。
洞底は広い広間になっています。階段を下りた右側はつらら石が発達し、床は、礫と土、腐植土が混ざっています。
入口から南西にのびた洞穴の奥には、戦時中に日本軍が使用していたカマド跡があり、史跡に指定されています。
見上げると2カ所の洞口があり、大きな洞口は幅3メートル、長さ25メートルで北東側に階段があります。
もう一つの洞口は、天然橋でくぎられ幅3メートル、長さ7メートルの大きな井戸状の縦穴になっています。洞口から気根や樹根が垂れて底まで届いています。
ヌドクビアブには場所を知っていないとたどり着くのが困難です。さとうきび畑が広がる一角に森があり、森の入口付近にヌドクビアブの看板があります。
看板から石垣に沿うように、ジャングルのような森の獣道に入り、そのまま50メートルほど進むと洞穴と階段が現れます。
雨や雨上がりは地面が非常に滑りやすく危険ですので、注意してください。